瞳に映る風景から自宅特定

「デジタルストーカーの仰天手口 SNS写真の瞳に映る風景から自宅特定、ピース写真の指紋から不正ログイン」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019101102100024.html

なかなか衝撃的なニュースですよね。ネットだけでなくテレビでも話題になっています。
このニュースではアイドルをストーカーしている男性が、SNSに上がっている写真や動画の情報から自宅を特定したというもの。「瞳に写った風景」という点がキャッチーなので話題になっていますが、写真や動画から様々な情報を読み取ったうちの一つがそれだったということでしょう。

ネット上には”特定班”と呼ばれる個人の情報を特定することに熱意を燃やす人々がいます。社会的に影響のあるニュースなんかで犯人や容疑者の自宅や会社、学校などを特定し晒して拡散させます。こういう人たちの行為は決して良いものではありませんが、その調査力には驚かされることも多いです。
今回のニュースのストーカーは熱烈なファンだったようですが、その行き過ぎた熱意が特定班のようなことをさせたわけで、それがネットだけでできてしまう。今はそんな時代です。

被害にあったアイドルの女性も、まさかその断片的な情報から自宅を特定されるとは思ってなかったのかもしれません。また、カメラの画質が上がったことや、画像解析のソフトの精度が上がったことも一つの要因かもしれません。

ネットに情報を流すということは、いつ、どのような形でそれが利用されるかわかりません。
そのリスクをしっかり認識してコントロールしていくことが大切だと実感させられるニュースですね。

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