容疑者だからといってSNSで叩くのはやめましょう。

煽り運転をした挙げ句、高速道路上で他車を停めさせ暴力を奮った容疑者が大阪で逮捕されました。
最近の警察の監視カメラのネットワークは想像以上に発展していて、追跡と居場所の特定がキーとなってスピード逮捕に繋がった事件は多くなっています。

さて、今回の煽り運転暴力の容疑者ですが、ニュースになった際には顔にはモザイクがかけられており、さらに車は代車であったにも関わらず、容疑者のものと思われるTwitterやInstagramのSNSアカウントが特定され、そこには多数の「叩きコメント」が書き込まれています。

このSNS上で「叩く」という行為ですが、心情的には理解できなくも無いのですが、避けたほうがよいですよ。

ネット上では様々な情報から本人であろうと”特定”しているのですが、どこまでウラが取れたものか不明なのであくまで推定にすぎない情報です。
また合わせて出てくるのがデマ情報で、同姓同名というだけで全く無関係の第三者が誹謗中傷の被害を被ったりすることも多いのも事実です。

このネット上の書き込みですが、対象が犯罪容疑者であろうがなかろうが、プライバシー情報を晒したり誹謗中傷によって実害が出た場合、裁判を起こされる可能性もあります。裁判を起こすためには書き込んだ人を特定する必要があるのですが、これについては発信者情報開示の請求をすることで可能となる場合があります。個人情報や誹謗中傷に対して最近の裁判所は認める事例が多くなっているのも事実です。

安易な気持ちでネットに書き込んだ結果、大きなしっぺ返しを食らうことが無いようにしてくださいね。

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